Blue Doors
こぼれ落ちる想い.*:。.☆

※Words/(C)夏実

藍に溶けて
紫煙と苦笑が交錯して
肩すくめ合って 
 
褪せた心の色
 
溢れそうになる涙が
まるで
鮮やかさ取り戻すよう
 

 

 

 

知った分だけ

生き方上手になったような気はするけれど
  
心の欠片は
置き去りのまま
 
あの時の
夜空のむこうに
来たはずだけど
 
 
 
 
 
☆photo & words / (C)夏実
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
こぼれ落ちる想い : comments(0) : - : blue-doors
ただいま、Blue。

 

夏の終わりに

たどる時間

 

 

恐ろしく時間は流れてしまったというのに
 
耳をすませば
 
埋もれてしまっていた想い出に
翼が生える
 
 
 
 
☆photo & words / (C)夏実
 
 
 
 
 
 
 
 
こぼれ落ちる想い : comments(0) : - : blue-doors
眠れる場所で

静かに
 確実に
  降り積もってゆく時間

想い出が溶けて 滲んで
  おぼろげになってゆくことを
  止めることは出来ないけれど

交わし合う言の葉で
 それを何度もなぞるように
 消えてしまうことの無いように





時間を含んだ
 柔らかな言の葉は
豊かな熱量でもって
心のくぼみを 
 充たしてゆく
  そして
   溢れて

初めて
知るのだ

あらゆる方向に伸びていた
愛のかたちを




☆photo & words / (C)夏実












 
こぼれ落ちる想い : comments(2) : - : blue-doors
First Emotion

 
透き通るベール 縁取る光が 
君を 消してしまいそうで 
震える指先 確かめるように強く握りしめた
決して 放してはいけないと

そんなふうに
 そんなふうに 
  初めて 感じた温もり   

知らなかった 
君を こんなに好きになってゆくなんて
こんなふうに 
君を愛してゆけるなんて





価値観の違い 不安にじませても
そっと 目を閉じて感じて
凪いでゆく海を 心最果てまで
君と 廻り逢えた奇跡
掻き分け続けた時間の先

信じられる
 信じられる
  あの時 見つけた真実

知らなかった
君が こんなに好きになってくれるなんて
こんなふうに
僕を愛してくれるなんて

知らなかった
僕が こんなに好きになってゆくなんて
こんなふうに
人を愛してゆけるなんて

 

 

 


☆Photo/(C)NOION
(※このお写真はNOIONさまよりお借りさせて頂き、
 使用させて頂いております。
 こちらからの無断転載はくれぐれもおやめ下さいませ。)

 

☆words / (C)夏実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





















 

 

 

続きを読む >>
歌コトノハ : comments(2) : - : blue-doors
Pave de chocolat 〜恋するチョコレート〜

少し固めに作ったガナッシュ
そっと小さく
四角に切り分けて

甘い甘い石畳

一つ一つ大切に
ほろ苦いココアパウダーで仕上げていった

あなたに続く
道をつくるように

Pave de chocolat
Pave de chocolat

出来上がりのひとかけら
口に放り込んで
広がる甘さに
みるみる頬が熱くなって
キッチンに立ちこめる香りに
いたたまれなくなって
慌てて窓を開けた

滑り込んできた風が
囁きかける

Je t'aime......?

思わず両手で耳を押さえて





小さな箱にチョコレートを敷き詰めて
シンプルなラッピングに
さり気なさを精一杯に装って

駆け出したくなるような気持ち押さえて
その気持ちに
リボンをかけて

ドキドキを身につけて
出かけよう

美しいヒールの靴を選んで
一番素敵に見えるワンピースを選んで
魅惑的なルージュの色を選んで
心泡立つ香りを選んで

全てを薔薇色に染めて

あなたへ続く道
細いヒールの音 響かせて

Pave de chocolat
Pave de chocolat










☆Photo/(C)Free.Stocker
(※このお写真はFree.Stockerさまよりお借りさせて頂き、
 使用させて頂いております。
 こちらからの無断転載はくれぐれもおやめ下さいませ。)

 

☆words / (C)夏実

 

 

 

 

 

 

 

 






















 

続きを読む >>
こぼれ落ちる想い : comments(0) : - : blue-doors
遠く、サイレンの音が聴こえて。

 

遠く、サイレンの音が聴こえて

重なるように
十時を知らせるドヴォルザーク
夜の帳を
   はためかせる





息吹き返すように脈打ちだす記憶
香りまで
その
温度まで

立ち昇らせて

一体どこまで還って来れたというのだろう

幼き頃の
無意識のハミングに導かれるように 
こぼれ落ちていた旋律

まるで呪文 炙り出される
狂おしいほどの 切なさみたいなモノ
絡みつくように 這い上がってくる
焦がすように
滲むように
広がってゆく軌跡

生きてきて 生まれてきた
数えきれないほどの
ちょっとした想いの切れ端
何でも無いことのはずが
時間を含んで
たまらない感情をはらませて

ああ、もうこんな時間。と
いつも小さく歌いながら
窓の外 夜空を眺めていた


遠く、遠く
サイレンの音が聴こえたような気がして

ドヴォルザークの旋律が
若かった父の口笛を蘇らせもして
なぞるように
そっとハミング続けて









☆Photo/(C)MIZUTAMA
(※このお写真はMIZUTAMAさまよりお借りさせて頂き、使用させて頂いております。
 こちらからの無断転載はくれぐれもおやめ下さいませ。)

 

☆words / (C)夏実

 

 

 

 

 

 

 

 

 


















 

こぼれ落ちる想い : comments(0) : - : blue-doors
Focus


太陽を忘れてしまいそうなほど 
雨が続いたような気がしていたから

訪れた空の蒼さに 
何だか胸が潰れてしまいそうになって

引き寄せられるように
まっすぐ伸ばした 
両手の 親指
     人さし指
互い違いに指先合わせて 

そっと切り取った





愛シテルこと 忘れてしまいそうな程
 愛サレテいたのに

繰り返す 日々が
何でもないことのように押し流していった


ただ流れてゆく時間の中で
溺れ沈んでゆく記憶を
幾つ見失わずにいられるだろう


滲むような空の蒼さは
心の奥底まで照らして

おぼろげだったものを優しく縁取る

時に『当たり前のこと』の大切さに
ピントをあわせて




☆Photo/(C)MIZUTAMA
(※このお写真はMIZUTAMAさまよりお借りさせて頂き、使用させて頂いております。
 こちらからの無断転載はくれぐれもおやめ下さいませ。)

 

☆words / (C)夏実

 

 

 

 

 

 

 

 

















 

こぼれ落ちる想い : comments(4) : - : blue-doors
溜め息、バレンタイン。


「チ、ヨ、コ、レ、イ……ット。」

階段を一段
    一段

それをたどるように
小さく口をついて出た

最後の一歩
両足で飛び降りてしまっていたことに
あわててキョトキョト……見回す始末

頬がジワジワ熱を帯びてくる





バレンタインに間に合わせようと
決心したはずだったのに
選んだ言葉も何もかも
尻切れトンボのままでフワフワしたまま
苦い想いが広がるばかり

それでも
あっけないまでに
その日は来てしまって

散々悩んだ
意気地なしのチョコレートは机に置いてけぼり

過ぎてしまえば
枯れてしまった花みたい


伝えたかった想いがこぼれて
子供染みた
チ、ヨ、コ、レ、イ、トに頬染めて




☆Photo/(C)MIZUTAMA
(※このお写真はMIZUTAMAさまよりお借りさせて頂き、使用させて頂いております。
 こちらからの無断転載はくれぐれもおやめ下さいませ。)

 

☆words / (C)夏実

 

 

 

 

 

 

 

 

 











 

こぼれ落ちる想い : comments(0) : - : blue-doors
emotion

 


教えて

歪んでしまう 視線のその先
込み上げてくる
この胸の 焦げ付くような痛みの理由(わけ)を

君へと
伸ばそうとした指先にも
ためらいが 追いかけてきて 
首を振る
 





僕が 求めていたもの
君が 求めていたもの
同じモノなのに

どうして

君は
僕ではダメなんだろう

どうして
僕は
君でないとダメなんだろう








☆Photo/(C)MIZUTAMA

 

 

(※このお写真はMIZUTAMAさまよりお借りさせて頂き、使用させて頂いております。
 こちらからの無断転載はくれぐれもおやめ下さいませ。)

 

☆words / (C)夏実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続きを読む >>
こぼれ落ちる想い : comments(2) : - : blue-doors
Real blue

そっと放った
想いの行方は

偶然にゆだねられて

青にとけてゆく







決して
忘れはしないけれど
 でも
 思い出しもしないような

そんな
おずおずとした記憶のかけら

「今」という煌めき
思いがけずまとってみても


変わらない記憶のままが


本当は
一番美しい







 

☆photo & words / (C)夏実 


















 

こぼれ落ちる想い : comments(2) : - : blue-doors